38歳で現在、現役関取最年長の十両・安美錦は夏場所で十両の優勝争いを演じる好調な取り組みを見せました。
元々幕内で相撲を取っていたのですが、2016年の5月場所でアキレス腱断裂の大けがをして翌場所を休場、9月場所から2004年11月場所以来約12年ぶりとなる十両で土俵を務めています。

安美錦は、今場所は2連敗スタートでしたが、その後勝ち星を延ばし、14日目ではトップ対の8勝5敗となりました。
千秋楽、錦木との優勝をかけた一番では取り直しとなり、惜しくも負けてしまい、十両優勝の最年長記録を更新することができませんでした。

それでも、来場所は番付も上がって、いよいよ幕内復帰を目指すことになります。
年齢的にもアキレス腱断裂のような大きなけがをしてしまったら、気持ちが折れて引退を考えてしまうのではないかと思います。
ただ、いつも必ず、幕内に戻るとコメント、飄々した雰囲気の中にも相撲に対する情熱はまだまだ続いているのだなと感心します。

また、安美錦は巡業などで、部屋や一門関係なく、若手力士に稽古をつけてくれることでも有名です。
前場所から幕内に昇進した人気の宇良関も、場所前の巡業で熱心に指導を受けています。
一門の枠を超えて、後輩にアドバイスした大ベテランの姿は安美錦の人間性が伺えます。

安美錦がけがで休場していた時は、同部屋の宝富士がインタビューのたびに安美錦のけがの状況を報告。
「言えと言われているので」とは言うものの、後輩が好かれていることが分かります。
大関の照ノ富士が優勝した時も自分のことのように喜んだと聞きます。

ポーカーフェイスで冷たい感じがしますが、心は熱い素敵な力士、ファンが多いのも分かりますね。
足のけがは完治とはいかないと思いますが、安美錦の技の相撲で幕内も戻ってほしいと思っています。